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がんゲノム医療センター

がんゲノム医療連携病院

はじめに

当院は、2020年6月よりがんゲノム医療連携病院に指定され、2020年10月より保険診療に基づいた、がん遺伝プロファイリング検査(がん遺伝子パネル検査)を実施しております。がん遺伝子パネル検査の主な目的は、適用薬があるまれな遺伝子変異や治験を探すことです。

これまでのがん治療は、主にがんが発生した臓器(肺・大腸など)や、組織型(腺癌、扁平上皮癌など)により分類された治療法や、一部のがんでは、薬物治療が必要になった時点で遺伝子変異をしらべ、それに対応した薬による治療が行われていますが、2019年6月から、次世代シークエンサーという、一度に100以上の遺伝子を解析する方法が保険適用となったことで、がんの変異によっては患者さん一人ひとりにあった最適な治療につながることができるようになりました。しかし、病気の標準治療が終了または終了見込みのタイミングによって保険適用されなかったり、実際に見つかった治療につながる可能性は10%程度であったり、治験が見つかったとしても、その時点のがんの広がりや体調、治験施設が遠い、などの理由で断念されることもあります。

※がんゲノム医療とは、がんの組織または末梢血を使って多数の遺伝子を同時に調べる「がんゲノムパネル検査」によって、遺伝子変異を解析し、それを元に治療を行うこと。


対象となる患者さん(以下の要件を満たしている方)

●血液疾患を除く、悪性腫瘍(がん)と診断されている方で下記の条件を満たしている方
・標準治療がない希少がん・原発不明がん
・標準治療が終了(見込みを含む)となった固形がん
・全身状態及び臓器機能等から、本検査施行後に化学療法の適応となる可能性が高いと主治医が判断したもの

がん遺伝子パネル検査の種類

当院で実施できる「がん遺伝子パネル検査」は、保険適応のある5種類の検査を行っております。※自由診療でのがん遺伝子パネル検査は実施しておりません。

がん遺伝子パネル検査の結果でわかること

・がん細胞の遺伝子異常が明らかになり、がんの特徴が分かります。
・見つかった遺伝子異常に対応した治療薬の情報が得られる可能性があります。
※遺伝子異常に対応した治療薬などの情報が得られるのは、約10%といわれています。

がん遺伝子パネル検査を受けるにあたっての注意点

・がん遺伝子パネル検査の結果、がんの治療に有用な情報が何も得られない場合もあります。
・がん治療に繋がる薬剤の情報が見つかっても、治療を行っている施設が外国や遠方だったり、その時点の体調や病状の進行具合により、治療を受けられない事があります。
・ご家族・ご親類等「がんになりやすい家系」という可能性がわかる場合があります。その際は、さらに確認のための検査も行うことができます。

がん遺伝子パネル検査後の治療について

・がん遺伝子パネル検査の結果、現在行われている臨床試験に登録できる可能性があると判断された場合、その臨床試験を実施している病院へ紹介します。
・臨床試験とは、治療の有効性がありそうな薬を現在の治療薬と比較してどちらがより有効か確認する目的で行われます。未知の副作用が起こる可能性もあります。

がんゲノムの流れ

がん遺伝子パネル検査を希望される患者さんへ

1.当院で治療をされている方

現在かかっている主治医にご相談ください。

2.当院以外で治療をされている方

患者さんからの直接の予約は受け付けておりません。
今受診されているかかりつけの先生に、ご相談ください。

患者さんへ


医療関係の方へ 検査のご紹介と手順


問い合わせ先

【代表】086-294-9911
がんゲノム医療センター 担当(8904・8185)
■■診療科または指定医師へお繋ぎします■■
受付時間:月~金(土日・祝日・年末年始を除く)9:00~17:00

資料


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