当院のホールボディカウンター(以下「WBC」と略します)は、岡山県二次被ばく医療機関として、日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターでの事故発生時に、被ばくの有無を簡易的に検査する目的で設置されているものです。
当院具体的には、内部被ばくを測定する装置であり、甲状腺内の「ヨウ素131」と、体内に分布する「セシウム134・137」の測定時の量を把握するものです。
検査衣に着替え、椅子型の測定装置に座るだけです。(約10分間)
[測定対象]約10分間座った姿勢を保てる方で、身長1m以上の方のみ測定可能です。
体内に取り込まれた放射性物質は、時間による減衰や、体外への排泄により時間経過とともに少なくなります。
院内のWBCはあくまで簡易型の装置であるため、大気中にも体内にも放射性物質が自然発生していることから、内部被ばく量が少量の場合、測定値が検出されない場合があります。
一定以上の測定値が出た場合は、三次被ばく医療機関である広島大学での精密検査をお薦めすることになります。
検査に当たりましては、1回の測定にあたり、一律次の料金をいただきます。