母子を取り巻く社会情勢の変化に伴い、母子とその家族のニーズは多様化しています。社会の要請に応えられる専門職として、助産師に期待される役割は増大しています。医師をはじめ、関連職種との連携・協働の中で、助産師としての信念や価値観に基づいて意思決定し、主体的に役割を果たすことができるような教育課程となっています。看護学科からの推薦入試制度があります。
助産学科では臨床能力の確実な獲得を目指して、さまざまな教育方法に取り組んでいます。
臨床推論とは、目の前の状況で何が起こっているのか、最優先すべき問題は何かを考えながら行動する臨床下の思考プロセス、つまり、専門職が診断を行う時の思考プロセスのことをいいます。
臨床では、正確に、素早く診断ができることが求められます。とくに、分娩期の診断はスピ―ドが求められるので、十分なトレーニングを積む必要があります。本校では、実習開始までに診断力の一定レベルの到達をめざした「臨床推論学習プログラム」を取り入れています。
OSCEは、判断力・技術力・マナーなど実際の現場で必要とされる臨床技能の習得を、適正に評価する方法として注目され、実習前や卒業前に行う教育機関が増えつつあります。
本校でも、妊婦健診など、実習前のOSCEの取り組みを始めています。
※OSCE:Objective Structure Clinical Examination(客観的臨床能力試験)
期 |
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第1学期 |
4月 |
入学式/健康診断/学生自治会親睦会 |
5月 |
学生フォーラム/防火訓練 |
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6月 |
分娩介助技術演習、新生児の診察法、新生児蘇生法演習、超音波画像診断演習 |
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7月 |
臨地実習開始(妊娠期、分娩期、産褥期・新生児、継続事例) |
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8月 |
夏季休業 |
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9月 |
学会参加/学生祭 |
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第2学期 |
10月 |
継続事例分娩介助、産褥ケア、産後健診 |
11月 |
(分娩オンコール実習継続) |
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12月 |
(分娩オンコール実習継続) |
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1月 |
助産学研究発表 |
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2月 |
助産師国家試験< |
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3月 |
卒業式/謝恩会 |
学期区分 |
ターム |
授業期間 |
第1学期 |
第1ターム |
4月1日~9月31日 |
第2学期 |
第2ターム |
10月1日~3月31日 |
1時間目 |
2時間目 |
3時間目 |
4時間目 |
9:00~10:30 |
10:45~12:15 |
13:10~14:40 |
14:55~16:25 |