トップページ診察部門の紹介看護部  

特定看護師

特定行為研修制度について

チーム医療を推進し、看護師がその役割をさらに発揮するため、2014年6月に「特定行為に係る看護師の研修制度」が創設されました。2015年3月には、制度の詳細が定められた省令および施行通知が発出され、10月より研修制度が開始されました。当院では、2022年より特定行為研修を実施しており、特定看護師の育成を行っております。
特定行為とは、あらかじめ医師が定めた手順書により、特定行為研修を修了した看護師が実施する行為です。常に患者さんのそばにいる看護師が状態を見極め、必要な医療を患者さんの適切なタイミングで特定行為を行えるようになります。
※当院では、厚生労働省が2015年に施行した「特定行為に関わる看護師の研修制度」に基づいた研修を修了し、専門的な知識や技術を習得した看護師を「特定看護師」と呼んでいます。


特定看護師の紹介

当院には、現在2名の特定看護師が在籍しています。

平井聖子 平井聖子
(ひらいせいこ)
所属:8A病棟
【取得した特定行為】
外科術後病棟管理領域パッケージ

【コメント】
特定看護師として、正確な知識を持って的確なアセスメントをし、迅速な患者対応ができる!を目標に毎日頑張っています。カンファレンスに参加し、医師との連携を図りながら特定行為を実践しています。臨床経験と特定看護師としてのスキルを活かし、日々の看護や後輩育成に取り組んでいます。
藤田智史 藤田 智史
(ふじた さとし)
所属:10B病棟
【取得した特定行為】
外科術後病棟管理領域パッケージ

【コメント】
当院の特定行為看護師1期生として、現在は呼吸器病棟で勤務しています。動脈血採血や人工呼吸器の設定変更を中心に、PICC挿入や胸腔ドレーンの抜去などを実施しています。患者さんに対して安全で安楽な特定行為の実施を念頭に、タイムリーで質の高い医療や看護が提供できるように、医者と看護師、他職種と連携したチーム医療を目指して頑張っています。


区分:外科術後病棟管理領域パッケージ
特定行為区分 特定行為
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整
呼吸器 侵襲的陽圧換気の設定の変更
(人工呼吸療法に係るもの)関連 非侵襲的陽圧換気の設定の変更
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 気管カニューレの交換
胸腔ドレーン管理関連 低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定およびその変更
胸腔ドレーンの抜去
腹腔ドレーン管理関連 腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む)
栄養に係るカテーテル関連
(中心静脈カテーテル管理)関連
中心静脈カテーテルの抜去
栄養に係るカテーテル関連
(末梢留置型中心静脈用カテーテル管理)関連
末梢留置型中心静脈用カテーテルの挿入
創部ドレーン管理関連 創部ドレーンの抜去
動脈血液ガス分析関連 直接動脈穿刺法による採血
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
術後疼痛管理関連 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整
循環動態に係る薬剤投与関連 持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整