リソースナース室

最上　友美　2015年取得
 

小児救急看護認定看護師は、救急医療の現場で、子どもの身体的な状況を判断し緊急度を判断すること、家族の育児不安への対応、子ども虐待への対応、子どもの事故予防の指導、家庭における初期指導（ホームケア）などの役割があります。

小児救急看護というと、救急のみに焦点を置かれがちですが、それだけではありません。「子どもの権利と尊厳を保障する」ことを基盤に、子どもの成長に合わせた発達支援や検査、処置等に不安、恐怖を感じている子どもへ治療参加の支援等、子どもの権利を守り質の高い看護を実践していきたいと考えています。少子・核家族化に伴い、育児不安が社会問題となっている現代社会において、子どもと家族を取り巻く環境を調整し、地域における子どもと家族の社会資源となれるように活動していきたいと思います。

 
【主な活動内容】
・小児救急場面における子どもへの説明や混乱している家族への介入方法
・子どもの状態、緊急度、重症度をPALSに沿ってアセスメント
・子どもが呈している症状についてのアセスメント
・子どもの成長発達を考え療養生活での過ごし方を援助
・看護スタッフや病院職員への救命救急処置などの教育
・子どもの虐待に対する予防、早期発見および適切な援助
・家族や病院スタッフに対して自宅での初期対応（ホームケア）の指導
 

こどもとの関わり場面