臨床研究には理念が必要である。生命科学にまつわる医療を行うには当然倫理上の問題を抜きにしては到底社会には受け入れられない(倫理性理念)。
EBMに準拠した医療を行う(科学性理念)。これまで明確な科学的根拠もなく(全く無視したわけではないが)、従来からの習慣(伝統?)に従って営々と医療を継続してきた側面もあるであろう。
近年の目覚しい科学技術の進歩にもたらされた事実を前にして、間違いの無い知識と技術を日々の医療行為や研究に取り入れるべく繰り返し検討していく態度が是非とも必要である(戦略性理念)。
研究成果が有意義であるかの評価は基本的には外部委員が主体となった評価委員会が是非とも必要である(透明性理念)。
以上の理念を常に心して、臨床研究に邁進しています。