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移植医療の紹介

移植医療に向けた私たちの姿勢

病院の姿勢

私たちの病院は、慢性腎不全の患者さまに腎移植医療を提供して参りました。そして、臓器の提供を希望される患者さまのご要望にも積極的に応じています。

臓器移植は、脳死等の倫理的課題及び臓器移植に関する法律に配慮して行われる医療です。そして、平成22年7月の改正臓器移植法施行に伴い、ご家族の決断による臓器提供や児童からの脳死下臓器移植が可能となるなど、提供の幅が広がりました。

私たちの病院は、脳神経外科学会専門医訓練施設(A項)及び日本小児総合医療施設協議会会員(今回の改正で条件として追加されました。)の条件により脳死下臓器提供が実施できる病院です。法改正に伴い院内の体制整備を再検討して参りましたが、患者さまそしてそのご家族の方々のご要望に応じる体制が整いました。

私たち職員一同は、“最善・最良の医療”を提供することを第一としていることは言うまでもありません。そして、残念ながら看取りをしなければない状況に陥った際、患者さまやご家族の“最期の願い”をお聴きすることも大切と思っています。その“最期の願い”の一つに「臓器提供」があり、提供のご意思を支援する責任が私たちにあると考えています。

患者さまやご家族と最後まで一緒に歩みたいと願っています。

 (病院長)
 

具体的な姿勢

入院時の情報収集

入院時の患者さまには、通常、看護師がより良い医療をご提供するために患者さまに関する情報を収集させていただいております。その中に、“意思表示カード”に関する項目を設けております。

これは、臓器提供をお願いするためではなく、患者さまのご意思を尊重しようとする姿勢をお示しすることに目的があります。従いまして、臓器のご提供の意思の無い方は、ご回答する必要はございません。