※基準範囲の出典元:JCCLS共用基準範囲
検査項目
(日本語名) |
基準範囲
( 単 位 ) |
説明
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WBC
(白血球) |
3.3~8.6
(×103/μL) |
異物の侵入に対抗して体を守る働きをしています。少ない場合は、体の防御反応が低下して病気にかかりやすいことを意味しています。白血球数の増減を知ることで、体の状態を把握したり、病気の推定に役立ちます。 |
RBC
(赤血球数) |
男:4.35~5.55
女:3.86~4.92 (×106/μL) |
赤血球は、体のさまざまな細胞へ酸素を運び、二酸化炭素を受け取って肺まで運び出す働きをしています。この中心的な役割を担っているのがヘモグロビンです。ヘマトクリットは、血液中に含まれる赤血球の割合を%で表したものです。これらが低ければ血液が薄いということを意味しており、貧血が疑われます。 |
Hb
(ヘモグロビン) |
男:13.7~16.8
女:11.6~14.8 (g/dL) |
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Ht
(ヘマトクリット) |
男:40.7~50.1
女:35.1~44.4 (%) |
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MCV
(平均赤血球容積) |
83.6~98.2
(fL) |
赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットから計算する指数で、赤血球の体積や色の濃さを表し、貧血の原因を鑑別する手がかりが得られます。 |
MCH
(平均赤血球ヘモグロビン量) |
27.5~33.2
(pg) |
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MCHC
(平均赤血球ヘモグロビン濃度) |
31.7~35.3
(%) |
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PLT
(血小板数) |
158~348
(×103/μL) |
血管に傷ができると、直ちにふたをして血を止める働きをしています。血小板の数が減少したり、その機能が低下すると血が止まりにくくなります。 |
※基準範囲の出典元 Ret:JCCLS共用基準範囲、血沈:臨床検査法提要 第35版
検査項目
(日本語名) |
基準範囲
( 単 位 ) |
説明
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Ret
(網赤血球比率) |
男:0.67~1.92
女:0.59~2.07 (%) |
生まれたての若い赤血球で、骨髄での赤血球の造血能力を把握できます。 |
血沈
(赤血球沈降速度) |
1時間値
男:2~10 女:3~15 (mm/h) |
赤血球が試験管内を沈んでいく速度を測定する検査で、感染症や炎症性の病気などで進みが早くなります。 |
※基準範囲の出典元:Clinical Reference Range(sysmex)
検査項目
(日本語名) |
基準範囲
( 単 位 ) |
説明
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Nt
(好中球) |
男:41.2~74.7
女:38.3~71.1
(%)
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白血球には、好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球の5種類が含まれていて、機械や顕微鏡で種類ごとに数などを調べます。病気によって増減する白血球の種類が変わるので、種類ごとの増減数を調べることで病気や症状を知る手がかりになります。 |
Ly
(リンパ球) |
男:21.2~51.0
女:21.3~50.2 (%) |
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Mo
(単球) |
男:3.1~8.0
女:2.7~7.6 (%) |
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Eo
(好酸球) |
男:0.2~8.4
女:0.2~8.3 (%) |
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Ba
(好塩基球) |
男:0.2~1.8
女:0.2~2.0 (%) |
※基準範囲の出典元:試薬添付文書
検査項目
(日本語名) |
基準範囲
( 単 位 ) |
説明
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PT
(プロトロンビン時間) |
時間
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9.9~11.8
(秒) |
血液の凝固異常を調べる検査です。ワルファリン治療時に薬の量を調節するためにも測定します。 |
活性
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80~127
(%) |
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INR
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0.85~1.15
(単位なし) |
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APTT
(活性化部分トロンボプラスチン時間) |
24~32秒
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血液の凝固異常を調べる検査です。血友病など出血性の病気の診断やヘパリン療法の経過観察にも必要な検査です。
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Fib
(フィブリノゲン) |
200~400
(mg/dL) |
止血に関与する血液凝固因子の1つで、血液凝固(出血時に自然に血液が固まる)仕組みに異常をきたす病気などで低くなります。高い場合は炎症の指標となります。
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引用元:国立病院臨床検査技師協会発行「なるほど・ザ ・検査ミニ知識 第2版」