検査のお話

■病院で行われる主な臨床検査■ 一般検査

★尿中一般物質定性半定量検査(尿定性)

尿中の蛋白、糖、潜血などの成分を試験紙法で調べます。

※基準範囲の出典元:試薬添付文書

検査項目
(日本語名)
基準範囲
( 単 位 )
説明
尿蛋白
(-)
腎機能に障害があると蛋白の再利用が出来にくくなり尿中に蛋白が漏れ出て、尿蛋白(+)となります。運動後やストレスなどでも(+)になることがあります。
尿糖
(-)
高血糖、肥満、膵炎、肝硬変、腎機能障害などで(+)になります。糖の再利用が出来にくくなると尿中に漏れ出てきます。運動後やストレスなどでも(+)になることがあります。
尿潜血
(-)
肉眼では見えないわずかな血尿の状態を「潜血」といい、腎臓から尿道までの出血の有無がわかります。

★便検査

※基準範囲の出典元:試薬添付文書

検査項目
(日本語名)
基準範囲
( 単 位 )
説明
便潜血
(-)
消化管からの出血の有無を調べる検査で、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、大腸がんで(+)になるほか、痔などで出血しているときにも(+)になります。

引用元:国立病院臨床検査技師協会発行「なるほど・ザ ・検査ミニ知識 第2版」