検査のお話

■病院で行われる主な臨床検査■ ~便検査~

便は食物が消化管を通っている間に作られてくる最終排泄物です。したがって、消化管のはたらきをいろいろ反映しており、便通がよい、便の色がよいなどは健康のバロメーターになります。病院では消化管がんのチェックとして出血の有無を検査します。

検査項目(日本語名)
(よみかた)
参考値
( 単 位 )
おもな検査目的
なにを知るための検査なのか
便ヘモグロビン
(-)
消化管から大量の出血がある場合は、便はタール様便といって真っ黒になり、一見して出血とわかりますが、わずかな出血の場合は肉眼では判別できません。このわずかな出血を検出して食道、胃 小腸、大腸、などの消化管のがんや潰瘍を発見するのにもっとも簡便で役立つ検査が便潜血反応です。