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下部消化管外科部門

診療科紹介

下部消化管外科部門(國末)

下部消化管外科で担当するのは主には大腸疾患(主に大腸癌)と肛門疾患です。

大腸癌手術

大腸癌は近年増加傾向にあります。大腸癌の早期病変に対しては消化器内科で内視鏡的治療(内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD))が行われます。内視鏡的治療の適応外となった症例は外科的治療の対象となります。大腸癌手術は開腹手術と腹腔鏡手術(ロボット手術を含む)に大きく分かれますが当院では約9割の症例で腹腔鏡手術を行っています。腹腔鏡手術は創が小さいため術後の回復が早く、癒着、痛みが少ないといったメリットがあります。当院は2003年より腹腔鏡手術を導入しています。また、2024年より結腸癌、直腸癌に対し手術支援ロボット(da Vinci Xi)手術を導入しました。安定した高解像度の3次元画像、人間工学的に優れた直感的な操作性、手ぶれ防止機構やmotion scalingによる精緻な動作、多関節を有する自由度の高い手術器具を用いるといった特徴があり、腫瘍学的、機能温存に対しての有用性が期待されています。2025年は約4割弱の症例でロボット手術を行っています。


直腸癌に対する肛門温存手術

肛門に近い直腸癌に対して直腸切断術(肛門をくりぬく)を行い永久人工肛門造設する手術が従来行われてきましたが、括約筋間直腸切除術(ISR)による肛門温存手術が積極的に行われるようになりました。当院では2009年より適応となる患者さんに腹腔鏡下ISRを行っています。


進行直腸癌に対する放射線治療、抗がん剤治療を駆使した集学的治療

進行直腸癌でそのまま手術を行うと剥離面にがんが残ってしまうことがあります。CTやMRI検査でそのような可能性がある場合には術前に化学療法や化学放射線治療を行い、腫瘍を小さくしてから直腸手術を行うようにしています。消化器内科医、放射線科医と連携しながら患者さんにベストな治療を選択しています。


人工肛門造設

直腸癌や憩室穿孔などの手術で永久的あるいは一時的な人工肛門(ストーマ)を造設することがあります。ストーマを作られた患者さんが快適な生活を送れるよう専門的な知識を持つ皮膚排泄ケア認定看護師(WOC)(松田)がサポートしています。


肛門疾患

肛門疾患の治療も行っています。痔核手術、また直腸脱に対しては経肛門的手術と腹腔鏡下直腸挙上手術も行っています。