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形成外科

スタッフの紹介


概要

形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 "Quality of Life" の向上に貢献する外科系の専門領域です。(日本形成外科学会ホームページより引用)


当科の特徴及び治療方針

当院の特徴として、小児の先天異常(口唇口蓋裂、多指症、多合趾症、小耳症など)が多い傾向にあり、小児形成外科が診療の中心となっていますが、専門にこだわることなく形成外科全般において診療を行っております。
なお保険外診療については取り扱っておりません。


診療内容

下記に示す疾患(日本形成外科学会の規定による分類)の治療を行っています。

1)新鮮熱傷
2)顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷
3)口唇裂、口蓋裂
4)手、足の先天異常、外傷
5)その他の先天異常(耳介の先天異常、先天性眼瞼下垂など、その他)
6)母斑、血管腫、皮膚腫瘍
7)皮膚悪性腫瘍およびその他悪性腫瘍切除後の変形の再建
8)瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド
9)褥瘡、難治性潰瘍
10)その他(眼瞼下垂、レーザー、陥入爪など)
美容外科等の保険外診療に関しては当院では取り扱っておりません。

口唇顎口蓋裂

月1回(第3水曜日)口唇顎口蓋裂専門外来を設けています。
出生前でも産婦人科と連携し、ご家族の相談等に対応しております。
出生後は口唇顎口蓋裂専門外来にて、耳鼻咽喉・頭頸部外科、リハビリテーション科(言語療法士)、矯正歯科と連携し集学的治療を行っています。

頭頚部再建

頭頚部癌切除後の組織欠損に対して耳鼻咽喉・頭頸部外科、外科等と協力し、顕微鏡を用いたマイクロサージャリー(遊離複合組織移植、有茎皮弁等)による再建を行っています。

巨大色素性母斑

当科ではレーザーによる治療を含めた様々な方法で治療を行っております。
詳しくは当科スタッフまでご相談ください。

乳児血管腫

乳児血管腫に対しては、新生児期よりレーザー照射を行っております。
必要に応じてヘマンジオル®シロップ内服による治療も行っております。

レーザー治療

当科では色素レーザー(V-Beam)、Qスイッチルビーレーザー、CO2レーザーを用いて各種あざの治療を行っています。
保険適用外のものに関しましては他の医療機関をご紹介させていただきます。

診療実績

2024年度手術件数

外傷
23
先天異常
86
腫瘍
168
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド
10
難治性潰瘍
0
炎症・変性疾患
17
その他(眼瞼下垂等)
31
レーザー治療
606
941

2023年度手術件数

外傷
21
先天異常
74
腫瘍
153
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド
15
難治性潰瘍
1
炎症・変性疾患
12
その他(眼瞼下垂等)
29
レーザー治療
501
806

2022年度手術件数

外傷
32
先天異常
57
腫瘍
142
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド
9
難治性潰瘍
4
炎症・変性疾患
12
その他(眼瞼下垂等)
18
レーザー治療
340
614