(歯科スタッフ一同) | ||
歯科医師 | 3名 | (常勤1名、非常勤2名) |
歯科衛生士 | 5名 | (常勤4名、非常勤1名) |
歯科技工士 | 1名 | (非常勤) |
当院、歯科は2名の歯科医師と3台の歯科用チェアーからなる比較的コンパクトな診療科です。しかし前任の医長および主任歯科衛生士らの尽力により入院患者さんの周術期口腔機能管理(口腔ケア)を積極的に推進してきました。これにより、がん患者さんなど全身麻酔での手術を前提とした患者さんの口腔環境を整え、当院の医療パフォーマンスをささえています。
地域歯科医院では処置困難な親知らずの抜歯、心臓病など全身的に疾患を有するリスクの高い患者さんの抜歯、嚢胞摘出術(開窓術)、歯根端切除術、歯の外傷、顎関節症、口腔粘膜疾患、舌や顎に発生する腫瘍性病変などを診断・治療します。
一般的な歯科診療(むし歯や歯周病の治療、義歯の作製および調整)は、全身疾患(心臓病や肝・腎など内臓疾患、血液疾患、ステロイドや抗血栓剤などを服用中の場合など)があって、地域歯科医院での治療が困難な患者さんの治療を中心としています。
初診日は、月~金曜日で午前9:00~11:00に来院していただきます。予約制です。地域医療連携室へご連絡いただき、予約時間に紹介状を持参して来院いただくようご説明下さい。
初診日に抜歯を希望される患者さんについては、あらかじめご予約いただくことにより、初診当日に抜歯することも可能です。だたしリスクが大きい患者さんなどは、主治医と相談した上で判断させていただきますので、初診当日抜歯できないことがあります。初診当日抜歯を希望される場合、特に未成年者やご高齢の患者さんについては、保護者の付き添いをお願い致します。
当科では入院、手術が必要な患者さんおよび時間外、土日、祝日の急患の対応はできませんので、他の医療機関にご連絡下さい。
一般的な歯科診療につきましては、できるだけ地域歯科医院でのかかりつけの先生での加療をお願いいたします。当院を受診される際には、可能なかぎりかかりつけ歯科医院で当院の予約をお取りいただき、紹介状をお持ち下さいますようお願いいたします。
むし歯や歯周病の治療、義歯の作製および調整のほか、埋伏智歯など難抜歯、嚢胞摘出術(開窓術)、歯根端切除術、歯の外傷、顎関節症、口腔粘膜疾患、舌や顎に発生する腫瘍性病変などを治療します。
また、全身疾患(心臓病や肝・腎など内臓疾患、血液疾患、ステロイドや抗血栓剤などを服用中の場合など)があって、歯の治療が困難な方の歯科治療も行っています。
歯科衛生士による口腔機能管理(専門的な口腔ケア)を積極的に推進しており、多職種と連携しながら医療の質の向上を目指しています。
具体的には、全身性の重症感染症(VAP、誤嚥性肺炎等)予防を目的にした周術期の口腔環境の改善・維持や、がん治療の支持療法としての口腔有害事象への対応、糖尿病改善目的の歯周病管理などで、原疾患の早期回復や緩和的医療の実現を目指しています。
具体的な口腔機能管理(口腔ケア)の内容
1.周術期口腔機能管理
●全身麻酔下での外科的手術前後の口腔ケア2.病室訪問(各病棟)による口腔ケア
●病棟と連携した口腔管理3.歯周病治療・管理
●糖尿病教育入院患者への歯周病管理4.各サポートチームのコアメンバーとしての口腔管理
歯科衛生士が各チーム医療に参加し,専門的な視点で口腔内評価を行い、
患者の口腔内の状況や問題点を他職種に伝え,それぞれに対応した
全身管理と口腔管理を継続しています。
5.各種健康教室(集団指導)
●母親学級(妊娠期の口腔管理 妊娠中期・妊娠後期の歯と口腔衛生)