肝細胞癌・胆管細胞癌などの原発性肝癌や、大腸癌肝転移などの転移性肝癌に対して、肝臓の脈管構造に応じた系統的肝切除(肝亜区域切除・区域切除・葉切除)を行っています。近年では身体に負担の少ない腹腔鏡下肝切除術も導入し、手術適応のある方々に積極的に応用しています。通常の開腹手術と共に、合併症も少なく良好な成績を収めています。
膵頭部領域の疾患に対しては膵頭十二指腸切除を、膵体尾部領域の疾患に対しては膵体尾部切除を行っています。脈管の合併切除再建を含む膵頭十二指腸切除術は消化器外科手術の中でも最も難易度の高い手技の一つですが、全国集計に比べて膵液瘻等の合併症が少なく、手術を受けられた患者さんにも喜んでいただいています。肝切除と同様に、膵体尾部切除には積極的に腹腔鏡下手術を導入しています。
肝切除もしくは膵切除を併用した手術を行っています。
主に腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っており、術後2〜3日で退院できるプログラムを組んでいます。急性胆嚢炎は発症後早期であれば腹腔鏡下手術が可能です。