平成29年3月より、最新のフィリップス社製3.0T-MRIが稼動しました。T(テスラ)は磁場の強さの単位で、数字が大きいほど磁場が強力になります。3.0Tという強力な磁場と、最新のアプリケーションにより、従来の装置に比べ鮮明な画像を、より短時間で撮影することが可能となります。さらに当装置は、MR業界初のデジタルコイルを搭載しています。コイル内でデジタル変換を行う事により、さらなる高画質を得ることが可能です。
さて、MRI検査では、せまい装置の中で30分程度動かずにいることが必要なため、閉所が苦手な患者様にはかなり苦痛な検査でした。しかし新しいMRIでは、開口径が従来機より10cmワイドになり、ガントリ外の様子を確認しやすくなります。また、MRI室内でも使用できるモニターを同時に導入しますので、よりリラックスして検査に望んで頂けます。
最新の3.0T-MRI導入により、患者様により良い医療を提供していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。